パンツ屋社長の経営日記~そこにビジョンはあるのかい?~

その時々の想いや出来事を綴りたいと思います。

ネーミング

時にネーミングが持つ概念が、人の判断に影響を及ぼすなんて事はよく起こる。

 

ブランディング設計する上ではネーミングは非常に重要で、そのネーミングが持つ概念と関連付けられるイメージワードはどういったものなのか、展開するブランドとの親和性・コンセプトにマッチするのか等、あらゆる角度から判断しなけらばならない。

 

例えば、アデルベルツのハードライン『マジックリード』というボクサーパンツを展開しているが、このボクサーパンツはカテゴライズすると『補正下着』に分類できる機能性下着である。

 

【機能性アンダーウェア スタイリングボクサーパンツ|Adelbelz(アデルベルツ)公式】

 

ただし、今現在においてもメンズインナー市場で補正インナーはマーケットでのボリュームがミニマムで、「男性の補正下着は売れないよ」というのが現実的な結果であり、売れないので作らない、なので市場にもありきたりな補正下着が少量存在する程度なのだと理解している。

 

僕の個人的な感想として「ダせーな、まあそうだよね」であった。

 

本質的には目的は『補正効果』であってデザインは二の次、素材の特性上であったり生産原価であったり様々の不可逆的なコストがかかるしリスクもある、二次的な問題というのはそこに存在はするのだけど、時代は止まっている訳ではなく5年前の常識が現在ではそうでないというのが現代の理解であり、デザインの重要性が事大きく謳われている中で『見せ方を変えるだけで見え方は変わる』、見え方が変われば既存の概念に捕らわれる事は無いという事だと思う。

 

見せ方を変えて本質的にはそうなんだけど全く新しい違うものであるというアプローチをすればいいという事で、補正下着というネーミングは使わずに新たなネーミングでアプローチをしたのがアデルベルツのハードライン『マジックリード』です。

 

adelbelz.jp

 

男性目線から見る補正下着というネーミングが持つ多くの人の概念が、個人的にファッションの観点からはポジティブなキーワードでは無く、イメージワード・概念としても拒絶反応が先に来る人がほとんど。

 

でも実は潜在的には求めているけどそれじゃ無い、という人は多く存在しているのでニッチなんだけど面白そうでもあった。

 

見せ方を変えてあげれば補正下着というカテゴライズの枠にはめ込まずにネーミングや見せ方を変えるだけで、そこのカテゴライズには興味もなかった縁の無いユーザーに新しいアプローチをする事が可能となるし、多様性の現代においてはチャンスはあるなと思い、ターゲットを明確に絞りブレることの無いブランドコンセプトの下これをぶっこんだ。

 

それでもやはりニッチでミニマムなボリュームである事は確かだな、というのが実際の所でもあり、新しいネーミングやキーワードはマッチする狙いのターゲットから『検索を取れない』という現実。

 

それでも他がやっていない事や在るようで無かったモノを作ることはワクワクしたから実行したのだけど、まだまだ努力が足りないという現実と向き合いながら今日もまたあらゆる方策を模索する現在進行形である。

 

そう、ネーミングはデザインと一貫して重要だねというお話でした。

 

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adelbelz.jp